“Savanna（サバンナ＝野生の大地）”と “Aurora（光の揺らぎ）”が融合したハート。
獣の咆哮が遠くにこだまする広大な大地に、静かに舞い降りる光。
野生の力強さと、光の繊細な瞬き──相反する二つの感情が、ひとつの心に共存しています。
この立体的なフォルムは、一枚の革に熱と圧を与え、形状を“記憶”させる特殊な技法によって生まれました。
縫い合わせず、切り貼りもせず、ただ一枚の革に命を吹き込む。
わずかな温度差や力加減の違いで造形は崩れ去るため、完成までの工程は常に緊張との対峙。
その結果として、一つとして同じもののない「唯一の存在」がここに宿ります。
Savanna Aurora──それは、荒々しさと静謐が交差する“心の地平線”。
この作品を迎え入れることで、空間そのものが呼吸し、大地の鼓動と光の揺らぎを感じさせてくれるでしょう。
