“Scaréa(スカレア)”
(Scar=傷、Réa=再生・リアル)
→ 傷を抱えながらも美しく“生き直す”者
◆ “Remoréa(レモレア)”
(Remorse=後悔/しこり、Réa=再生)
→ 後悔すらも共に受け入れた“もう一つの命”
この2つのハートは、もともと“ひとつ”だった。
でも、人生という道を歩くうちに、
お互いにしか見えない方向にゆっくりと裂け、
それぞれ違う景色を見ながら、大人になった。
そこには——
選ばなかった道がある。
口にできなかった気持ちがある。
つけてしまった傷もある。
それでも、こうしてまた隣り合うことで、
ふたたび“ひとつ”のように時を刻みはじめる。
Miroが手染めしたサドルレザーに刻まれたのは、
ただの豹柄ではない。
そこには、あえて残された“焼き跡=傷”がある。
それは、
人生の痛みをなかったことにしないという意思。
完璧ではないことの中にこそ、
「ふたりの物語が宿る」という証明。
鮮烈なピンクとグリーンのコントラスト。
左右対称に分かれた柄と模様。
そして、“一点ずつ違う名前”を持つこのハートたちは、
「違うまま、隣にいることの美しさ」を讃えるために存在している。