ブランドストーリー
CANDy BLOOD ― ブランド名の由来
子供の頃の「キャンディー」は、心を躍らせるご褒美だった。あの小さな甘さは、幼い自分にとって幸せそのものだった。 CANDy BLOODという名には、その記憶を大人になった今も忘れずに生きる、という意味を込めている。 キャンディーを溶かしたような“甘い血”が流れているかのように──僕らのレザーアイテムには、幼少期の幸福感を宿らせている。 大人になった今も、「あの日のキャンディーの輝き」を胸に抱き、自分へのご褒美としてCANDy BLOODを選んでほしい。
ブランドコンセプト
私たち CANDy BLOOD の根底にある思想は、「人生は映画そのもの」。
映画の主人公は困難に向き合い、進化し、物語を前へ進めていく。
――そして、その一歩の陰で灯りを守るのは、いつだって名脇役だ。静かに寄り添い、光の角度を変える存在。
人生は一色では語れない。
もし誕生の瞬間が太陽の赤だとしても、その後の歩みは出来事や時代ごとに無数の色で塗り重ねられていく。
私たちの仕事は、ある一場面を象徴する色でレザーアイテムを仕立てること。あるいは、人生そのものを映すように、多様な色を重ねて形にすることだ。
変わらぬものは静かに色褪せる。
だからこそ私たちは、変化を讃え、進化に寄り添う名脇役として在りたい。
主役はいつも“あなた”。私たちは、その物語の呼吸に合わせて、革に色と体温を刻み続ける。
なぜ作るのか?
僕は店舗を運営し、そこで並ぶアイテムを自ら僕たちの手で生み出している。
職人であり、アーティストであり、クリエイターである自分が、なぜこれほどまでに“作ること”に心を燃やしているのか。
それは、幼稚園児の頃に初めて味わったある「感情」が、今もなお僕の背中を押しているからだ。
幼少期の原体験
家族の引っ越しで新しい幼稚園に通い始めた頃、父親参観日で「疑似魚釣り」があった。
みんなが平面の紙魚を作る中で、僕は「もっと本物らしく」と考え、折り曲げて立体的にした魚を作った。
釣りが始まると、その魚に園児たちの竿が一斉に集まり、僕の作った魚ばかりが釣られていった。
僕自身は1匹も釣れなかったが、胸は満たされていた。
なぜなら、僕の作った魚が友達を呼び寄せ、初めて人と繋がれたからだ。
あの瞬間に芽生えたのは、「感動」という名の原体験だった。
それは40年以上経った今も鮮明に記憶に残り、僕を動かし続けている。
モノ作りの原動力
僕は今も、その時に感じた「心の底から湧き上がる感動」に再び出会うために、モノを作っている。
その行為はまるで、幼い僕自身が今の僕に命じているかのようにすら思える。理由はただひとつ。
「人に感動してもらい、喜んでもらいたい」。
僕の作ったレザーアイテムで人が感動してくれること。
それ以上に嬉しいことはない。
だからこそ、CANDy BLOODは今日も、ひとつひとつの作品を血の通った物語として生み出している。