ストーリー
夜にしか目を覚まさない感情がある。
爪を立てることもなく、牙を見せることもなく。
ただ、静かに。だが確実に、
“何かを見透かす眼”で世界を歩く。
このクラッチは、そうした 「夜の意識」 を形にした。
ミキの手で染め上げられた、グリーンとブラックの揺らぎは、
まるで 夜露に濡れたレオパードのよう。
静寂の中に、獣の温度が漂っている。
ルールに従う必要なんてない。
“媚びない色”を纏うことが、
最も美しい選択肢になるときがある。
——夜に咲くのは、昼が怖がった本当の自分。
特徴
夜行性・気高い野性・静かな色気・獣の記憶・グリーンの魔性
Only one in the world. 一点もの。
それは、「夜にしか語られない本音」。
このクラッチに使われているのは、重厚で滑らかなサドルレザー。
表面に浮かぶグリーンの斑模様は、すべてミキによる手染め。
ひとつひとつ革と向き合いながら、にじみ・ぼかし・焼きを加えて、
革が“獣の気配”を思い出す瞬間を、丁寧に染め上げている。
彼女の染色技術は、30年間独学で技を磨いてきたKairoが築き上げた美学の継承でもある。
Kairoの言葉「革は“意思”を持っている」は、ミキの中で今も生きている。
このバッグの色も、模様も、
その日の空気や手の熱で変わる“生きもの”。
だからこそ、この Noctavine に宿る表情は、再現不可能な偶然の芸術だ。
表に現れるのは、妖しく揺れるグリーンの豹。
だが、その奥にはもっと深く、
「理性と本能の絡まり合い」が眠っている。
——野生は叫ばない。ただ、見つめ返すだけ。
Noctavine:夜の中でしか出会えない、あなたの真実。